レゴ×iPadを活用した授業をつくる上で大切にした3つのポイント

こんにちは!
6月7日(土)に行われた「iPad × ICT 次世代教育を体験しよう! 3rd Stage@Daikanyama」では、およそ40名の方々にednityを体験して頂きました。ありがとうございました。

今回の授業は、教育学部に在籍中である私山田が担当いたしました。大学では、研究活動の一環として主に授業づくりを行っており、様々な学校で授業をする機会もあります。そこで、本記事では、今回の授業をふまえて、私が授業づくりにおいて大切にしている「3つのポイント」をご紹介します。
(今回の授業の様子がわかる写真を記事の最後に掲載しておりますので、よろしければご覧ください。)

1. 参加者の実態に沿うこと
2. スモールステップを用意すること
3. 仕掛けをつくること

1.参加者の実態に沿うこと

まず、授業をつくるにあたり心がけていることは、参加者の実態に沿うことです。年代や性別が違えば、受け取り方が異なるので、授業での伝え方にも工夫が必要だと考えられます。

例えば、ゲーム機を例示する際にも、最近の小学生にはゲームボーイの話よりもDSの話のほうが共感を得やすいでしょう。このように、それぞれの年代や性別に適した「効果的な伝え方」は何かをまず考えるようにしています。

今回の模擬授業の参加者の多くは、現職の先生方でした。また、男性が多いということも事前に聞いていました。「男性の現職の先生方」を対象とした場合、教具として使うレゴを、子どもの頃に使ったことがある人が多いことが予想できました。となると、レゴについての詳しい説明は不要であり、昔を思い出してもらうことで、小学生になりきってもらいやすいと考えられます。
そこで、「あの頃を思い出してください」という言葉を使うことにしました。結果、参加者の方々から「童心に返って楽しめた」や「懐かしかったです」、「あっという間のひと時でした」というような感想を頂くことが出来ました。

このように、より効果的に内容を伝えるために、参加者の実態に沿うことが大切でしょう。

2. スモールステップを用意すること

次に、授業で扱う問題は「簡単な問題からはじめて、次のステップとして難しい問題を取り上げる」ことを意識しています。一言でいえば、「スモールステップを用意すること」と言えるでしょう。
 
なぜ簡単な問題からはじめるのかと言うと、参加者の方々に「できそう」や「やってみたい」と思ってもらうためです。そのため、1番はじめの問題は誰もが答えられるような非常に簡単なもの、もしくは正解のないものがよいと思っています。ここで、「できる」というポジティブな思考になってもらうことで、その活動がより活発化することが期待できると考えています。

今回の授業ではレゴを使用しましたが、実は、これでもかというほど、授業前からレゴを印象づけるように意識していました。たとえば、当日までの案内でレゴが登場していたり、会場のテーブルの上にレゴがのっていたり・・・など、伏線をはりめぐらせました。そのような準備の後、満を持して「今日は、あるものを使います。さて、あるものとはなんでしょう?」と問うわけです。すると、ほぼ全員が間違いなく答えることができるのです。また、本題に入る前に、写真のアップロードをウォーミングアップで行いましたが、これもスモールステップの1つと言えるでしょう。 

3. 仕掛けをつくること

授業づくりやプレゼンをするときには、できるだけ「仕掛け」をつくるようにしています。授業は見せ物ではないですが、参加者が寝てしまったり他のことをしてしまっては、伝わるものも伝わらなくなってしまいます。そうしたことを避けるために、授業の中に、共感や驚きなどをできるだけ多く入れ、参加者を魅了する必要があると考えています。

例えば、映像を使うことや、音声を取り入れることなどが挙げられます。毎回の授業で丹念につくり込むことは労力を考えると現実的な話ではありませんが、ちょっとしたところの工夫で、普段の授業を「参加者の心に残る授業」にできると考えています。
 
今回の授業でいうと、レゴがその仕掛けの1つです。レゴは教育現場で見かけることもありますが、一般的には「おもちゃ」です。授業という場面で使うものという認識はほとんどないでしょう。しかし、そのようなものだからこそ、授業の中で活用してみると印象に残るわけです。そのインパクトと一緒に内容も覚えられるのであれば、それに越したことはありません。

以上、私が授業をつくる上で大切にしている3つのポイントをご説明しました。

当日の振り返り

当日は、はじめは緊張気味であった参加者の方々が、レゴを触りはじめると次第に表情が柔らかくなっていったことが、とても印象的でした。また、どの班も思っていた以上に自由な発想で「学校」をつくりあげてくださり、私個人の教材研究では思いも寄らなかった考えに触れることができ、授業者としても楽しみながら授業を行うことができました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
 
実は、当日使わなかったスライドが2、3枚あります。これは、説明や制限をすることで、みなさんのせっかくの自由な発想を押さえてしまうかもしれないという理由から、急遽とばしました。時には、準備したものを「使わない」という選択もありだと思っています。
 
授業づくりにおいては、1つ1つの発言、行動に対して意図を持つことが大切だと思っています。しかしそれでも、無意識の癖であったり、なんとなくで対応したことなどがまだまだ多くあるので、やはり改善は続けていく必要があると感じました。

lego

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