【愛和小レポ】タブレット「学校で40台」では気づけない「1人1台」だからこそのメリットとは?

6月28日(土)に行われた愛和小学校の公開授業では、児童一人ひとりがiPadを持っていることを活用した授業がなされました。現在、こうしたタブレットを取り入れている学校では、1人1台ではなく、学校で20〜40台を実験的に使用しているというケースが多いことでしょう。しかし、そのような状態ではなかなか見えてこない「1人1台だからこそのメリット」を、今回の公開授業では感じることができました。本記事では、そのメリットについてまとめてみます。

特別感なく、文房具と同じようにツールとして使うことができる

iPadを授業で使うとなると、子どもたちの関心はそちらに向かってしまいがちです。愛和小学校の児童も例外ではなく、導入初期である現段階では、まだiPadを使うこと自体に、子どもたちの関心が集まっているように感じました。しかし、現在、ほぼ毎回の授業でiPadを取り入れるよう努力されているそうです。これは、1人1台iPadを持っているからこそできることでしょう。このように意識的にiPadを取り入れていくことで、今後、子どもたちは他の文房具と同じようにツールとして、iPadを使うようになっていくのではないかと期待しています。

学校で数十台という状況だと、毎回の授業で使うことは難しいでしょう。例えば、40台のタブレットを毎授業1クラスごとに使うと考えると、1学年3学級ある学校では、全クラスが使うまでには頑張っても3〜4日はかかってしまいます。それでは、タブレットを使う度に特別感が出てしまい、一向に文房具のようなツールとして使えるようにはならないでしょう。

コミュニケーションをより活発化させることができる

愛和小学校の子どもたちを見ていると、自分で見つけた機能や、より便利な利用方法などを、積極的に友達に教えている様子が伺えました。自分のiPadを友達にみせたり、友達のiPadを実際に触ったりと、iPadをきっかけにしたコミュニケーションが生まれていたのです。iPadは個人で使うものという印象もあるかもしれませんが、実際には、このようにコミュニケーションをサポートするものなのです。

また、先生からは、普段あまり発言しない子や恥ずかしがってしまう子も、iPadを利用すると、意見を言えたり作品を見せたりすることができるということが挙げられていました。このようなiPadによる自己表現が小さなステップとなり、コミュニケーションが活発になっていくのではないでしょうか。そして、これらのことが自然と行われるのは、実は、1人1台iPadがあるからこそなのです。

さいごに

今回、授業を見学し、そして先生方の話を伺うなかで、やはり1人1台タブレットを持つことが望ましいと感じました。1人1台持つからこそ、子どもたちはiPadを使いこなすことができ、先生方はより多くの子どもの声をくみとり、授業をつくることができるからです。

しかし一方では、タブレットを使用した授業づくりに対して、先生が不安を抱いていることなど、課題もあったと思います。こうした不安を解消するためにも、今後も活用例など情報を共有していくことが大切だと感じました。

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