iPadを授業で使いたい!不安解消のキーワードは「シンプルさ」と「楽しさ」

先日、小学校の先生方に行った研修では、事後アンケートでも、多くの先生方に「参考になった」と感想を頂けました。「実際に授業で使ってみたい」という声がある一方で、iPadを使うにあたり、先生方が、いま抱えている不安もアンケートによって見えてきました。本記事では、そうした不安をどう解消していくのか考えていきたいと思います。

先生が抱えるiPad活用への不安とは

アンケートから見えてきた先生方の不安を、おおまかに以下の3つに分類しました。

  1. 接続切れなどの授業の流れを止めるようなハプニング
  2. iPadの基本的な操作や用語がわからないこと
  3. iPad中心の授業展開になってしまうこと

これらの不安について、もう少し詳しく見ていきたいと思います。

1.接続切れなどの授業の流れを止めるようなハプニング

授業の流れが止まってしまうことは、授業の計画をしっかりしている先生であれば、誰もが避けたいのではないでしょうか。

アンケートに答えてくださった先生方も、インターネットの接続切れや、フリーズなど、授業の流れを止めてしまうようなハプニングを危惧していました。こうしたハプニングは、ホームボタンを押して解決できるような簡単なものから、問い合わせる必要のあるものまで様々ありますが、どう対処していけばよいのでしょうか。

対処法としては、『もう1つの授業計画を立てておくこと』が考えられます。突然のハプニングにも落ち着いて授業を進行するために、全く新しく授業を考えるのではなく、部分的に不安のあるところのみ、止まった場合にどうするか考えます。

これを大変に思われる方もいるかもしれないですが、iPadだから特別だということはなく、実は普段から、先生方の多くは既に行っているのではと考えられます。なぜなら、授業が止まる可能性については、iPadに限らず、誰かが体調を崩してしまうなど、様々に理由があるからです。その授業で最も大切なことを明らかにし、そこから大きく反れなければ、ときには切り替えて授業することで、一時的に対処できるのではないでしょうか。

また、繰り返し同じハプニングに遭遇することで、次第に対処法を覚えていき、自分ですぐに対処できるようになれば、授業の流れを止めることもなくなっていくでしょう。対処法には、再起動してみることや、バックグラウンドで起動しているアプリを消すなど、自分で出来る対処法も多くあります。

2.iPadの基本的な操作や用語がわからないこと

アンケートでは、「操作方法がわからない」、「せっかく操作や用語を覚えても、時間が経つと忘れてしまうかもしれない」という回答が多く、ここに先生方が不安を抱いていることが伺えました。

一般的な家電であれば、取扱説明書をみるところだと思いますが、iPadは、直感的に使う事ができると言われているように、購入時には取扱説明書がついていません。そのかわり、web上にマニュアルが公開されています。しかし、どの家電もそうだと思いますが、はじめに取扱説明書をじっくりと読むことは少なく、実践的というよりは、何か困ったときに見る辞書のような使い方をイメージします。

アンケートでも先生方の多くが「日常的に使うことが大切である」と回答してくださったように、iPadは実際に使っていくなかで、操作方法や用語を覚えていくのだと思います。そうであれば、とにかく触ってみる、使ってみることが不安解消に繋がってくるのではないでしょうか。

3.iPad中心の授業展開になってしまうこと

iPadはじめタブレットを導入した学校で必ずと言っていいほど議論にあがるのが、iPadを使うための授業になっていないか、ということだと思います。確かに、はじめのうちは、iPadやタブレットがあるだけで、子どもたちの多くは興奮してしまうことが予想されます。この学校では、先生方のみiPadを持つということなので、なおさら子どもたちは珍しがるかもしれません。

しかし、iPadはツールとして使うからこそ、その本領を発揮するのだと考えています。日頃から使う事で、「特別感」をなくし、目的にあった活用方法を見つけていくことが必要でしょう。そのためには、授業で子どもたちに学ばせたい内容や伝えたいことが、何であるのかを、これまで以上に意識する必要があるのではないでしょうか。

これら3つの不安の解消方法として、多くの先生方も「使い込むこと」が大切であると感じていました。
では、どうしたら「使い込むこと」ができるのでしょうか?
研修で先生方に興味を持っていただけた3つのアプリから、考察していきたいと思います。

はじめてiPadに触れる先生方が注目したアプリ3選

研修のなかでは、およそ60種類ほどあるアプリの中から、先生方がそれぞれ興味をもったものを、自由に見て触って頂きました。そのときに、多くの先生方が見ていたアプリを3つご紹介し、どうしたらiPadを「使い込むこと」ができるのか考えていきます。

・クイズボタンHD

教室を一瞬で早押しクイズ番組のごとくしてしまうアプリ。以前に弊社ブログでもご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
「クイズボタンHD」ー1分でわかる!教室で使えるアプリシリーズ

・Culculator

手書き入力した数字を素早く認識し、自動で計算してくれるアプリ。ルートの計算や括弧をつかった計算も出来ます。

・ようかい体操第一 パズルだニャン

子どもたちに人気の『妖怪ウォッチ』を題材としたパズルゲームです。先生方もみなさんご存知で、親しみやすかったようです。

では、この3つのアプリからiPadを「使い込む」ためのヒントを考えていきます。

キーワードは「シンプルさ」と「楽しさ」

まず、『クイズボタンHD』と『Culculator』2つに共通しているのが「シンプル」であることです。

この2つのアプリは、登録などもないので、起動してすぐに使う事ができます。実際に『クイズボタンHD』は研修後に授業でも使って頂き、好評だったそうです。使うまでのステップが多いものは、使うまでのハードルも多く、実際に使うまでに至る事が少なくなってしまいます。

はじめのうちは、ステップの少ないシンプルなアプリや機能を使っていくことで、まずはiPadに慣れる事が大切でしょう。慣れてきたら、少しずつステップの多いアプリを使ってみる事で「使い込む」ことに繋がるのではないでしょうか。

つぎに、『ようかい体操第一 パズルだニャン』を試す先生方をみていて感じた事は、「楽しさ」が重要ということです。

このアプリは言うまでもなく、楽しむためのものなので、ついつい遊んでしまいます。しかし、この遊ぶということの中にも、ヒントが隠されていると思います。ついつい遊んでいると、知らないうちに、スワイプであったり、タップであったり、操作方法を覚えられるのです。授業につかうものだと決めつけてしまうと、iPadとも距離ができてしまうので、先生自身が「楽しさ」を感じる事で、「使い込む」ことに繋がり、iPadの良さも実感できるのではないでしょうか。

まとめ

以上の事をまとめると、まずは先生がiPadを楽しんで日常的に使う事が大切だと思いました。
そこで、シンプルなアプリや機能を使っていく中で、iPadを使う勘のようなものを身につける事ができるのではないでしょうか。

実際に教育現場で使われているアプリは仕事効率化に分類されるアプリが多いです。これは先生方が普段使っていて、授業でも使えると思ったからなのだと思います。

これまでのプロジェクターやパソコンなどのICT機器と、タブレットとで違う点が、この日常的に使えることなのだと思っています。持ち帰りができないという所もあるとは思いますが、学校にいる間中、常に横に置いておけるというのは劇的な変化ではないでしょうか。日常的に使うことができるから、授業での使用が自然となり、よりよい授業にしていくことができるのだと思います。

どんな使い方が授業でできるかを、1番知っているのは先生だと思うので、先生方と一緒に、少しでも理想の授業をつくるための力になれるよう、引き続きお手伝いさせて頂きます。

最後になりますが、研修について興味がおありでしたら、以下のメールアドレスまでご連絡いただければと思います。
hello あっとまーく ednity.com(「あっとまーく」を「@」に置き換えてご利用ください。)

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